カテゴリー別アーカイブ: ネパール滞在記

ネパール滞在記Vol.04*ひざしの不思議*

8月18日。
ネパールの朝。小鳥の声と街角でのおしゃべりと音楽で目が覚めて1Fのカフェへ。
ゲストハウスでは盛り沢山で美味しい朝食もついているのですが、私はいつも朝ごはんを食べないので、お茶とフルーツとヨーグルトだけいただきます。

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上の写真はゲストハウスの女の子ルニバ3歳です♪ 彼女が本当にまだ赤ちゃんの頃からゲストハウスで過ごしているので一緒に遊ぶのも楽しみのひとつです。オーナー夫妻、スタッフの人たち、親戚、友人、みんなで代わる代わる子供たちと一緒に過ごします。


ルニバのお兄ちゃん。


インディラの妹ラップの赤ちゃんスティーブンです♪
去年はまだおなかの中でした!みんなすくすく育っています♪


これはネパールの雑誌「サポンサパナ」(夢を実現するという意味らしいです。)にメチャくん絵本が取り上げられています。「人気になってきた”バンボース”」という見出しで、絵本のこと、活動のことが紹介されているそうです。

そして、この日は「絵本deえがおネパール」を支えてくれている仲間のうちのディパーソンとアナンダ夫妻がゲストハウスに来てくれました。ブログで何度もご紹介していますが…☆


サンギータと♪ サンギータは「歌」という意味です。ロマンチック☆


世界遺産のうちのひとつチャングナラヤン(ヒンズー寺院)に行きました。


ネパールのフォント、グラフィックデザイナーのアナンダと。アナンダは「至福」という意味です☆
写真からは全く見てとれないのですが、あまりの暑さに(久しぶりの日差しの強さに)全く寺院の写真を撮れず…。アナンダとサンギータが交代で撮ってくれた写真のみ…。
カトマンズの標高は約1,400m。東京は約40m。太陽と地球の距離は約1億5000 km…と考えると1,360mの差は太陽からみるとほんのちょっとのような気がするのですが、それでも日差しの強さがこんなに違うなんて不思議な気がします。でも建物の中はエアコンいらずなのです。
去年9月初めに登ったララ湖の標高3,800mは昼間は驚くほど日差しが強く朝晩は顔が洗えないほど寒かったです☆ 太陽も大きく大きく感じました。不思議なことってたくさんあるなぁ…。


そしてディパーソン。

ディパーソンは俳優であり、学校の経営もしています。仲間に会えて体の内側からじんわりと温まってきます。
次の絵本「おちゃのじかん」のラフを見せて軽く打ち合わせをしました。

明日はインドに近い酷暑(らしい)ジャナクプルに出発です!土着のアートミティラアートに触れるのが本当に楽しみです!わくわく♪

つづく

ネパール滞在記Vol.03 *Peacock Guest House At Bhaktapur*

8月17日。
無事カトマンズに到着!心地いい風にホッとしました。
友人チャンドラが空港まで迎えに来てくれて、いつもの大好きなバクタプルにあるピーコックゲストハウスへ!
ゲストハウスのみんなが笑顔で迎えてくれます。みんなの笑顔を見て、この場所の雰囲気に触れて、心からくつろげるここに滞在できることが本当にうれしいとしみじみ感じました。

そして部屋に荷物を運んでもらって大好きなレモングラスティーを飲みながらインディラとおしゃべりしていると、
「みる、次はいつくるの?」と。
「今日来たばっかりだよ…インディラ…。まだわからないよ。」と、心の中で呟きながら
「多分、来年…。まだわからないよっ。」と、答えました☆

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上の画像のレモングラスティーは自家製オーガニックレモングラスを使っています♪


これも大好きなマサラティー♪
ミルクティーに色々なスパイスが入っています。
1Fのカフェ・レストランで。


いつものようにヤギさんもやって来ました♪


中庭のレストラン


雨が降っても屋根がついているので大丈夫。
日差しが強い時は屋根の上にゴザのようなものを敷いてくれます☆


木彫りのゾウさん。2Fには木工彫刻の工芸品ショールームもあります。


いつもの屋根裏部屋。
昨年からお部屋にコーヒーマシーンも設置されています。


14世紀に建った美しい建築ををゲストハウスにしています。


屋上に出れるようになっています。猫たちが遊びに来ていました♪


ヤギさんもごくごく水分補給♪

一昨日は日本のいつものベッドで寝て、昨日はバンコクのホテルのベッドで寝て、そして今日はネパール、バクタプルのゲストハウスのベッドで寝ている…。なんだか不思議なきぶん。大好きな虫の声が大きく重なり合って聞こえてくる。多分、部屋の中で歌ってる。ずっと聞いていたいけどもうすぐに眠ってしまいそう…と思いながらあっという間に眠りの国へ潜ってゆきました☆

明日は世界遺産の一つであるチャングナラヤンに行くんだ、それから友人たちと次の絵本「おちゃのじかん」の打ち合わせもするんだ!

つづく

ネパール滞在記Vol.02*バンコクで1泊*

8月16日。日本からネパールへ直行便がないため、いつもバンコクで1泊します。
この、「バンコクで1泊」というのが本当にハードルが高かったのです(今もだけど☆)英語も喋れず、普段どこにも出かけずずっと家にいる私にとって、「ひとりでタイで入出国して1泊して飛行機を乗り換える」というのは、「宇宙ステーションで宇宙船乗り換える」くらいとんでもないことのように感じていました。
さすがに5回目になるとほんの少し慣れてきたような気がします。でも、ホテルからは1歩も出ないけど☆


「いってきま〜す。」毎回ちょっと胸がきしみます。

バンコクへ向かう飛行機の中で隣り合わせた可愛いタイの女の子♪ 友達3人で福岡に旅行に来ていたそうです。とっても楽しかったと楽しそうに語ってくれて私も嬉しくなりました。

バンコクの空気は湿って暑くみっちりとした密度の濃いマンゴーの果肉のように感じます♪ それでも今年は福岡もあまり変わらない温度のように感じました。

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バンコクのスワンナプーム空港は小さな町のように広い!

いつものホテル、いつもの笑顔。
さぁ、明日はカトマンズへ出発だ!

つづく

2018年ネパール滞在記Vol.01*ただいま♪ *

ただいま♪ と、家に帰り着くとまるで昨日も家にいたかのような気分になります。

過去に起こったことは現実だけれど今この瞬間はそれはアタマの中だけにあるものになるのが不思議だなぁと感じるさかいみるです。
9月4日に無事に帰国しました♪

また、ネパール滞在日記を書いてゆきたいと思います。今回はカトマンズ盆地の先住民族ネワール族の文化やインドに近いジャナクプルの土着のアート、ミティラーアートなどにぐうっと触れる旅となりました。そしてお引越しした「絵本deえがおネパール」オフィスにも行ってきました!

写真もアップしてゆきますのでどうぞお楽しみに…♪

2018年ネパール滞在日記*旅行かばんに絵本をいれて♪*

こんにちは、さかいみるです。
ドキドキドキドキ….。
明日16日に5回目のネパールに出発します。
16日はバンコクに泊まって17日にカトマンズに到着します。
5回目でもやっぱりひとりで渡航するのは、まだドキドキします…。
バンコクで1泊と飛行機の乗換えが…。

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そして今まで訪問した地域と今回訪問する地域を地図に書き出してみました(上画像)。
色々行ったものだなぁとしみじみ思います。

そしてそして、「絵本deえがおネパール」オフィスがお引っ越ししました!
今まではカトマンズにあるメチャくん絵本を翻訳をしてくださっているクリシュナさんのお家の一室だったのですが、クリシュナさんご一家がAdmater村にお引っ越ししたため、今度はそこの一室がオフィスになりました。鳥たちと動物の声で目が覚めるような緑に囲まれたお家です。早速子供たちが遊びに来て楽しんでいるそうです♪ 今回、私も訪問して1泊してきます♪

何かに背中を押されるように、何かに引き寄せられるように、ドキドキしながら自分でもどうして何度もネパールに行くのかよくわからないのですが、旅ってそういうものなのかもしれませんね。

9月4日に帰国します。
みなさまお元気で♪

*さかいみるand絵本deえがお美術館は9月7日までお休みです。9月8日(土)からオープンします♪

2017年さかいみるのネパール滞在日記Vol.24*ただいま*

9月19日、3週間のネパール滞在もあっという間に過ぎて今こうしてトリブバン空港の椅子に座っているのがなんか不思議だなぁ、本当にこの3週間は現実だったのかなぁ、なんて考えながらチョコレートをかじっていました。

空港の職員さん、タイエアラインの職員さんたちはすごく親切で愛嬌たっぷりです。
ずっと案内してくれたり、待ってる間に一緒にチヤを飲んだりしてくれます。(仕事大丈夫?)

そして荷物検査の時に間違って男性専用の列に並んでいて、オロオロしていると、初めて飛行機に乗るネパール人の女の子がぐいぐい私に色々教えてくれてなんて親切なんだろうと感動していました。私は4回目でまだ緊張しているのに、この女の子は若いけどなんか肝っ玉かあさんみたいに堂々としてるなぁ…。と感心したりしながら。

そして毎回、搭乗ゲートへの待合室に入るタイミングがわからず、ぼんやり椅子に座っていると、職員さんが「おいでおいで」をしてくれて、無事にちゃんとゲートの待合室に入れるのです。みんなのおかげで無事に行ったり来たりできてるんだなぁ…ありがたいなぁ…世界にはこんなに優しい人たちがたくさんいるのに、どうして世の中から悲しいことがなくならないんだろう、といつも思います。

そして搭乗を待っているとき、見知らぬネパール人の女性が隣に座って何やらすごい勢いで満面の笑みで話しかけてくるのです。すごく早口のネパール語で。とりあえず挨拶だけして耳の機能を全開にして聞いていると、どうやら彼女たち二人は福岡に行くということ。ご主人が数年前に日本に来ていてレストランをしているということ。やっと自分たちも日本に行けることになったということ。それで初めて日本に行くということ。

そして、「日本のどこに帰るの?」と聞かれて、「ふ、福岡…。」と答えると、これ以上ない笑顔でぐいと肩を抱かれ、いや首に手を回されいきなりの自撮り☆あわあわしていると引き続き素早い動きでフェイスブックのメッセージで家族の誰かとやりとりしながら写真を送っている。
「日本のディディ(お姉ちゃん)だよ!」
(ちょ、ちょっと、たった今会ったばっかりで名前も知らないんだけど…。)
さらに、電話に切り替え、なぜか見ず知らずのその家族と私が喋っている。いつのまにか。

そして飛行機に乗り込み座席に座るとその女性も私の隣に座って来たので、すごい偶然だなぁ!とびっくりしつつ彼女のチケットを確認すると全然違う席☆なんとか説得して自分の席に座ってもらい、バンコクへ。
飛行機を降りるとちゃんと彼女たちのうちの一人が私を待っていて、ぐいと腕を組まれました。そして、
「私たちの友達がまだ降りて来てないから。待とう。」と。
(私たち…私たち…私の、じゃないんだ…。私まだ会ったばかりなのに。名前も知らないのに…。)

そして無事(?)3人でバンコクの空港で約8時間乗り継ぎのために待つことに…。いつもはこの長い待ち時間をカフェでのんびり過ごします。コーヒーを飲んだりちょっと何か食べたり本を読んだり、しんみりしたり色々書き留めたり..。

でも今回は違っていました。彼女たちがネパールでは珍しく英語がほとんど喋れないということで、(私もですが☆) ネパール語でやりとりすることになり、かといっても私のネパール語はとんでもなく初歩的なのです。なので、彼女たちが何か早口でネパール語で喋りかけてきたときに、ぽかんとしていると、ゆっくりと、大きな声で、顔を近づけて話してくれるのですが、どんなに大きな声でゆっくり話されても知らない単語はわからないのです。

そして約8時間の間にしたことは…「wifi、wifi!」と叫んでいたので、まずwifiをつないであげ、なぜかさっき知り合ったばかりの女性の日本にいるご主人とネパールにいる家族と話をして、そして写真を何度も撮り、さらに携帯の充電が切れたということでバッテリーでチャージをしてあげ、トイレに行きたいということでトイレに連れて行き、トイレの使い方を教え、手の洗い方を教え、千円札1枚しか持っていなかったので、水を買ってあげ、「お腹すいた?」と何度か聞き、毎回「お腹すいていない。」ということでカフェにも行かず、ひたすらベンチに座って、その繰り返しでした。深夜1:00までの8時間☆

そして、やっと、やっと、やっと搭乗ゲートに移動した時に「ヌードルが食べたい。」と…。「もう無理だから。飛行機に乗ったらすぐサンドイッチが出るから。」と、なだめ飛行機に乗り込みました。そして座席に座った途端に気絶するように熟睡☆しました。

そして、この便に乗ると毎回、朝4時にカッと灯りがつき、朝食が運ばれて来ます。朝4時なんてまだ夜だ…。と思いながらとても何も食べることはできず、いつも朝4時から爽やかな笑顔の乗務員さんてすごいなぁと感激しながら、朝4時に起きて朝食をもぐもぐ食べれる人たちもすごいなぁ…。と感心しながら私はそのままいつももう一度眠ります…。

無事福岡空港に着いてからなんと彼女たちとはぐれてしまったのです。福岡空港の国際線はそんなに広くないのですが、はぐれてしまい見つけることができず、荷物を受け取ってからもしばらく待っていましたがどこにも見当たらず、連絡先も名前も知らなかったので、とりあえず彼女たちのご主人の電話番号を聞いていたので電話をして事情を説明し、出口は一つなのですぐわかると思うということで、私はもうヘトヘトだったので帰ることにしました。

帰りの車の中でネパールの友人たちに「無事に日本に着いたよメッセージ」を送り、修一郎に電話をして、あのネパール人の彼女たちは今頃久しぶりにご主人に会えて喜んでるかなぁ、とか、思いながらまた眠り、気がつくと家に到着していました。

あぁ、家に帰って来た。旅に出て一番嬉しいのは家に帰って来たときだなぁ。と思いながら車を降りると修一郎と猫のモモちゃんが家から出て来ました。

「おかえり。」
「ただいま。」

おわり。

これで3週間のネパール滞在日記は終わりです。ブログには書ききれなかったたくさんの出来事、感じたこともまだまだあります。
こんなに素敵な話、こんなに面白いこと、こんな冒険物語(私にとっては)、一人胸の中にしまっておくのはもったいないな、みんなと共有したいなと思いました。そしてもし、やりたいことのために、あとほんのすこしの勇気を必要としている人がいたら、とても怖がりの私の体験がその、あとすこしの勇気のための小さな灯りになるといいなぁと思って綴りました。年齢よりも語学よりも経験よりも必要なもの、それはいつもより少しだけ多めの勇気だったんだなぁということに気がついたのです。

これから先ネパールやネパールの人たちとどうなってゆくかはわからないし、他の国にも絵本と一緒に行くことになるのかもしれないし、行かないかもしれない。それでも今まで通り目の前にやって来たことに全力で取り組もう。そうすることが私を進むべき場所へと運んでくれる。どんなにささやかに見えることでも大冒険に思えることでも、それがきっと全体の中での私の役割なのだから。と思うのです。

さかいみる のネパール滞在日記にお付きあいくださいましてありがとうございました!
みなさまが進むその先にきれいな花が咲き誇る素晴らしい道が続いていますように!

明日からブログでも「メチャくんの今日の言葉」を綴ってゆきます♪

さかいみる のネパール滞在日記Vol.23*お土産*

そして9月19日ネパール最後の朝、朝6時頃に友人たちと朝の散歩を楽しみました。外で揚げたてのドーナツと熱いミルクティーを飲んで小鳥の声を聞いて、お土産をたくさんもらいました。

お土産…。すごくうれしいんです。その気持ちが。私のために時間を使ってくれて、みる が喜ぶだろうと選んでくれていることを考えると、その気持ちがとてもうれしいんです。
女性の友人たちは、とても美しい色の柔らかく軽いカシミアのショールをくれることが多いです。または可愛いポーチに入った紅茶や小さな綺麗な細工物とか、私が好きそうな動物のモチーフのクロスとか…。ただ男性の友人からのお土産がちょっと摩訶不思議なのです…。

初めて渡航したとき、チャンドラがすごく嬉しそうに
「これ、お土産。」と言って手渡してくれたのが大きな、私の顔より大きなずっしりと重いブッダの木彫りのお面。
(こ、これは…。これ、私持って帰るんだ…スーツケースに入れて…。)と、じっと見ていると、
「気に入った?」と、満面の笑みでこちらを見ています。
「うん…。あ、ありがとう。」と、なんとか声に出して言いました。
そしてスディープが手渡してくれたのは、ボダナート(仏塔)の置物と、ちょっとコワイ男女のお人形の置物。

そして2回目の渡航のとき、ゲストハウスに見送りに来てくれたチャンドラの腕には大事そうに大きな包みが…。
心の中で(どうかお土産ではありませんように…。)と、拝んだのですが手渡されたそれは今度は金色のブッダの大きなお面…。そしてキャロルとロジェスからは大きな窓型の木彫りの額縁…。ずっしり…。
その二つをスーツケースに無理やり押し込み蓋を閉めると、ベルトがブチっとちぎれそうになり、仕方がないので洋服を置いて帰りました。その後大きなスーツケースを買いました。

そして、3回目の渡航のとき、ディパーソンが手渡してくれたお土産が白い石膏で出来たとても割れやすいブッダのお面…。(3つ目だ…。)さらにアナンダからは大きな孔雀窓の木彫りの壁飾り…。(2つ目だ…。)
この3回目の時からチャンドラは可愛いフェルト製品をお土産としてプレゼントしてくれるようになりました♪ お面に戻らないようにしっかりと喜びを表現しました。

そして今回、ディパーソンからはやっぱりコワイ男女の人形の置物。(2つ目…。)この時の私があまり喜んでいなかったのか、別れた後で「お土産、気に入ってくれたらいいんだけど。」と、メッセージが☆ そしてアナンダからずっしりと重いブロンズのブッダの置物…。

私の仕事場がどんどん不思議な空間になっていっています。もうヒマラヤのペナントとか貼っちゃおうかな☆

そうこうしているうちに時間が来て迎えの車がやって来ました。
「みる ディディ泣かないでね。」と言われながら、みんなにお礼とお別れを言ってインディラと抱きあうとやっぱり涙が出てきました。泣きながら角を曲がるまで車の窓から手を振り続けました。
キャロルが走って来て窓越しに
「ディディ、帰り着いたら連絡してね!」と言い、「うん、うん、連絡する。」と私もふやけた顔で言って車は角を曲がり空港に向かいました。

世界にはコワイこともいっぱいあるけれど素敵なこともいっぱいある。
ネパールに行くとネパールの友人たちのその笑顔がここにいていいんだと思わせてくれる。
私はネパールにすっかり懐いてしまったんだな。そして今から家に帰るんだ。明日の朝には家に帰り着いて家のベッドで眠るんだ。猫は昨日もいたかのように普通の感じで膝に乗って来て、修一郎とお互いいろんな話をするんだろう。
帰るところがあるから旅は楽しいんだな。

そんなことを思いながら、4回目なのにまた入り口を間違えて、猿が座ってる空港に入ってゆきました。

と、ここで終わりそうなのですが、まだ終わらなかったのです…。続きは次回に。

前回行った場所の写真を載せます♪


お面職人さん。技術はすごいんです。


ナモブッダ。道のりは大変ですが、ヒマラヤが見える平和な場所です。


ナモブッダの敷地で飼われている絵に描いたような牛たち。


ブッダの生誕地ルンビニ。


コブラとおじさん。


自転車に乗せて売っているおやつ。


薪で焼かれるパンケーキたち。


米粉で作った揚げ菓子セルロティを作っているところ。


水パイプを楽しむ人たち。


こんなところにも人が住んでいます。山の下に並んでいるのがおうちです。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.22*最後の日*

20日目の9月18日、ナガルコットを出発して一旦バクタプルのゲストハウスに戻ってから今度はカトマンズへ行きました。カオスな道を走りながら、向かうのはホテルVAJRA。

VAJRAに到着すると、そこはまるでカトマンズじゃないみたい!に静かな場所でした。お庭にはたくさんの木々!大きなザボンのような果物がぶらぶら下がった木や、小鳥たち。建物もまるでバクタプルの建築のように美しい彫刻が施されていて、中に入ってみるとクラシックな(いい意味で)落ち着いた建物内。
「わぁ素敵…。」と見とれていたのですが、建物が複数に分かれていて、中庭もアーチもいくつかあって一体どこでケダーさんが待ってくれているのかさっぱり分からず、うろうろしながら、そうだ電話してみよう!と電話を取り出すと、こんな時にまさかのチャージ切れ…。
ネパールの携帯電話はプリベイトカード方式なのです。お店で50ルピーとか、100ルピーとかのカードが売っていてそれを購入します。そして銀色の部分をゴシゴシ削ってでてきた番号を打ち込むと通話できるという仕組み。

というわけで、ロビーらしきカウンターにいるおじさんに助けを求めました。「助けて助けて手伝って!」と。すると、「なんだ、なんだ、どうしたんだ。」と、カウンターにいる人たちがみんな集まってきて助けようとしてくれます。ネパールの人たちは本当に親切なのです。

なんとか事情を説明すると、一人のおじさんがケダーさんに電話をしてくれて一安心。みんなでおしゃべりしながら彼を待ちました。そして、無事にやってきて中庭で話すことにしました。

巨大な蚊はいるけれど綺麗な中庭のテーブルに着くとケダーさんがコーヒーを運んできてくれました。「ありがとう。」と言って一口ごくり。超絶甘☆
生まれてから飲んだコーヒーの中で一番甘い…。これ全部飲み干せるかな…。せっかく満面の笑みでちょっと揺れてこぼしながら持ってきてくれたもんな…。飲まなきゃ…。と、ちょっぴりプレッシャーを感じながら話を始めました。

ケダーさんはチルドレンシアターモールの創設者で舞台俳優でもあり、子供のための物語も書きます。そしてディパーソンとエリナの友人です。彼の師はなんと今年90歳になる童話作家でその人はネパールの子供達のためにすごい数の物語を書いてきたそうです。平均年齢が60歳くらいといわれているネパールで90歳の男性というのはすごいことなのです。シアターに来る子供たちの大半は裕福ではない家の子供達です。そしてディパーソンをはじめとしてシアターの人たちが孤児院の子供達やストリートチルドレンにもメチャくん絵本を配ってくれています。


ケダーさんの90歳の師です。


孤児院の子供達です。

巨大な蚊に噛まれたり、激甘コーヒーをちびちび飲みながら、いつも時間に正確な(ネパールでは珍しい)ディパーソンが来なかったのがちょっと気になりながら、話は続きました。2時間くらい話した後、仕事が終わったチャンドラが迎えにきてくれました。

バクタプルに帰る途中、とびきり美味しいモモを食べようということで、本当にびっくりするほど美味しい野菜スープモモをいただきました。
「おいしいね、おいしいね、このスープ最高だね。」
「旅行は冒険だったね。」
なんて、なんでもない会話をしながら、どこかで
「あぁ、今日がネパール最後の夜なんだなぁ…。今回もいろんなことがあったな…。」と、ぼんやり考えていました。

前々回来た時、やっぱり帰国する前にちょっとしんみりしていると、
「ディディどうしたの?」と聞かれ、
「ん?ちょっとさみしくなって。」と答えると、
「でも今は楽しいんでしょう。」
「うん。」
「じゃあ、今は一緒に楽しもうよ!そして明後日一緒にさみしくなろう。」
と、言ってくれたことを思い出し、しゃんと背筋を伸ばしていまこの瞬間を楽しむことにしました。この素晴らしくおいしいスープモモを全力で味わうのだ!

それでもネパールの友人たちはまだ到着して2日目とかでも真剣に「次いつ来るの?」と聞いてきます☆
「まだ分からないよ、まだネパールいるのに☆着いたばっかなのに☆」と思わず笑ってしまいます。

そしてバクタプルの広場で熱いミルクティーを飲みました。少しぼんやりした月を見ながらキャロルの言葉を思い出していました。それは前回のこと。
「月を見ていると不思議な気持ちになるの。日本で見てる月もネパールで見る月もおんなじだって思うととっても不思議に感じる。」と言うと、キャロルが、
「月もあなたを見てるよ。」とさらりと言ったのです。
なんてロマンティックな人なんだろうと、心底驚きました。
でも、そう考えるととてもうれしい気持ちになります。私たちが月を見ているとき、月も私たちを見てくれている。とても素敵だな。なんだか月が親しい馴染み深い友達のように感じるな。と。

ゲストハウスに戻り、明日のフライトがお昼頃なのでバクタプルの友人たちは朝見送りに来てくれるということなので、カトマンズの友人たちに「いろいろありがとうメッセージ」を送りました。

そしてディパーソンに「今日ケダーさんに会ったよ、ディパーソン来ると思ってたよ。」と、言うと、「誰も場所と時間を教えてくれなかった…。」と。「エェッ!!」そうなのです。私はてっきりケダーさんとディパーソンが話して場所と時間を決めたと思っていて、ケダーさんは私がディパーソンに伝えたと思っていたのです。
ものすごく彼も私も残念な気持ちになり、数日前あっさり別れたことをちょっと後悔したり、彼は最後に「さよなら、また会おうね。」という日本語まで練習していたらしく、ますますしょんぼりなったのですが、なんとかお互い気持ちを持ち直して明るく「またね」と言いあいました。

それからベッドに潜り込んで、すごくさみしいけど、やっぱり家に帰るのもうれしい。帰るところがあるのっていいなと思いながらネパールで最後の眠りの国に入っていったのでした。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.21*ヒマラヤサンドイッチ*

19日目の9月17日、ヒマラヤ山脈からの朝日を見るために、5時前に起きて(いつもの私にとっては5時前なんてまだ夜☆)たくさん着込んでホテルの本館の屋上に。


空が明るくなって来ました。


あ!太陽が顔を出し始めました!


でかっ!

何度見ても神々しいヒマラヤからの朝日…。すごく縁起がいい感じがします。いつもお正月☆みたいな。これが毎朝見れる人たちがいるんだなぁと不思議な感じがします。

今日はブッダ平和公園で植樹をする予定でとても楽しみにしていたのですが、朝食後雨がパラパラ…。キャロは風邪を引いているのにも関わらず、雨がしのつく中スタッフの人たちと水のタンクのことで走り回っていました。ネパールは首都カトマンズも水道管が通っていません。なのでお水は本当に貴重なのです。皆、タンクに水をためています。そしてついに雨がザーザーと音を立てて降り始めました。ネパールに到着してから初めての本格的な雨の日になりました。日本では見たことのないような雷の光にもびっくりしました。空一面が怖いくらい明るくなるのです。なので植樹は諦めてお部屋やホテルのレストランでのんびり過ごすことにしました。
雨の音を聞きながら、うとうと眠るのが好きです。雨上がりの蜘蛛の巣も美しくて大好きです。

たっぷり寝たのにも関わらず翌日の朝もゆっくり寝ていると、シャムから電話が。
「みる ディディ、起きて!早く屋上に来て!」と。
何事かと思い慌てて屋上に行って見ると…。


ヒマラヤ山脈が雲と雲に挟まれています。


ヒマラヤ山脈と雲のサンドイッチです。


畏敬の念が湧いて来ます。一体私はどこにいるんだろう…。と思ってしまいます。

「すごい、すごい、すごい、すごい!!」大興奮の私に、
「昨日の雨のおかげでこの景色が観れたんだよ。」とシャム。
「”No Rain, No Rainbow” ”No Rain, No Himalayas Sandwich” だね!」
雄大で奇跡的な眺めでした。地球を身近に感じるような、ダイナミックな景色でした。ナガルコットでもなかなか見れないそうです。
「ヒマラヤがみる ディディにバイバイ言ってるよ。」
「うん、バイバイヒマラヤまたね。」

そんな感動の朝を迎えた後、夕方カトマンズで「シアターモール チルドレン」の創設者ケダーさんと会うためにお昼頃ナガルコットを出発しました。
今日が最後の日だ。
明日日本に帰るんだ。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.20*ひやり*

18日目の9月16日、インディラたちに撮影の様子を話してからバタバタと用意をして、迎えにきてくれたホテルピースフルコテージの車にシャムと乗り込みました。ピースフルコテージは友人キャロルの家族が経営するホテルです。
バクタプルからナガルコットまでは車で1時間くらい。カトマンズからも2時間くらいなのでカトマンズから近いヒマラヤ山脈が観れる場所として人気です。標高は2,200mくらいです。

ガタゴトともう暗くなった道を走ります。この道がまた、すごいんです。どこにも負けないぞというくらい気合の入ったボコボコのジャンピングロードです☆本当にネパールのドライバーさんの技術に感心します。初めてナガルコットに行ったとき、途中雲の中を通りました。
「みる 、僕たち雲の中を走ってるんだよ!」
と、言われびっくりしました。まるで子供の頃の素敵な夢のようです。とても幻想的で胸がドキドキしました。

さて今回、雨期の終わりということもあり、至る所でがけ崩れが発生していました。道路も陥没しているところに水が溜まっていて、ちょっと危険な雰囲気です。今年は雨が多かったそうでネパール各地でたくさんがけ崩れがあり、バスや車が巻き込まれたそうです。幸い私が滞在していた時はほとんど雨は降りませんでした。

しばらく走ると何やら車が渋滞のようです。「こんな山道で渋滞?」と思っていると、どうやらバスが陥没して短い川のようになっているところにタイヤを取られて斜めに傾き身動き取れなくなっている様子。そしてここは車線がないけれど、対向車もくる山道。もちろんガードレールはなく街灯もなく横は深い深いがけ…。

日本のようにJAFなどもなく、とりあえずバスの乗客と運転手さん、他の車に乗っている人たち、近くの小さなお店の人たちが集まってきてどうにかしようとしていますが、さすがにバスなので簡単にはいかず、対向車も溜まってきてみんな身動き取れない感じになっていたのです。

結局そこで1時間くらい待ってから運転手さん同士で合図しながら対向車と順番に崖すれすれを抜けながら車は移動し始めました。ひやり。

ホテルに到着した頃はもう真っ暗でした。真っ暗だったけど星がいつもより少なかったので「明日は雨かもしれないな。」と思いました。前回冬にきた時は天の川が見えて、
「知らなかった…星ってこんなにたくさんあったんだ…。」と感動したものです。
そして停電していたので、ろうそくの灯りで夕食をいただきました。キャロルは停電を心配していましたが、私たちも他のお客さんたちも、ろうそくの灯りでのロマンティックな夕食に大満足でした♪

あいにくキャロルは風邪気味で、彼は薬を飲まない人なので熱いお湯にターメリックと塩を入れて飲んでいました。風邪にとても効くらしいです。さすがスパイスの国だなぁと感心しました。

まず前回撮影したナガルコットの写真を数枚ご覧ください♪

ヒマラヤ山脈からの日の出の前

天国みたい…。


微妙なグラデーションが美しい…。


すっかり日が昇った朝。パノラマでヒマラヤ山脈を見ることができます。

そして夕焼け


ヒマラヤもピンク色に染まります。

残念ながら星空の写真がないのですが…。


これは野菜のお家です。大好き♪


こんな感じでお行儀よく野菜たちが入っています。
キャベツ、ピーマン、にんじん、じゃがいもが入っていました。

さぁ、明日は “ブッダ平和公園” で植樹をする予定にしているけど、雨だったら植樹できないな…。と思ったり、いつも一緒に来ていた友人の一人が来なかったり、と気になることはありましたが、まぁともかく明日のことは明日決めよう。雨かもしれないけれど、うんと早起きしていつものようにヒマラヤ山脈に登る日の出を見るんだ。と、ベッドに潜り込んだのでした。

つづく。

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