月別アーカイブ: 2017年10月

さかいみる のネパール滞在日記Vol.23*お土産*

そして9月19日ネパール最後の朝、朝6時頃に友人たちと朝の散歩を楽しみました。外で揚げたてのドーナツと熱いミルクティーを飲んで小鳥の声を聞いて、お土産をたくさんもらいました。

お土産…。すごくうれしいんです。その気持ちが。私のために時間を使ってくれて、みる が喜ぶだろうと選んでくれていることを考えると、その気持ちがとてもうれしいんです。
女性の友人たちは、とても美しい色の柔らかく軽いカシミアのショールをくれることが多いです。または可愛いポーチに入った紅茶や小さな綺麗な細工物とか、私が好きそうな動物のモチーフのクロスとか…。ただ男性の友人からのお土産がちょっと摩訶不思議なのです…。

初めて渡航したとき、チャンドラがすごく嬉しそうに
「これ、お土産。」と言って手渡してくれたのが大きな、私の顔より大きなずっしりと重いブッダの木彫りのお面。
(こ、これは…。これ、私持って帰るんだ…スーツケースに入れて…。)と、じっと見ていると、
「気に入った?」と、満面の笑みでこちらを見ています。
「うん…。あ、ありがとう。」と、なんとか声に出して言いました。
そしてスディープが手渡してくれたのは、ボダナート(仏塔)の置物と、ちょっとコワイ男女のお人形の置物。

そして2回目の渡航のとき、ゲストハウスに見送りに来てくれたチャンドラの腕には大事そうに大きな包みが…。
心の中で(どうかお土産ではありませんように…。)と、拝んだのですが手渡されたそれは今度は金色のブッダの大きなお面…。そしてキャロルとロジェスからは大きな窓型の木彫りの額縁…。ずっしり…。
その二つをスーツケースに無理やり押し込み蓋を閉めると、ベルトがブチっとちぎれそうになり、仕方がないので洋服を置いて帰りました。その後大きなスーツケースを買いました。

そして、3回目の渡航のとき、ディパーソンが手渡してくれたお土産が白い石膏で出来たとても割れやすいブッダのお面…。(3つ目だ…。)さらにアナンダからは大きな孔雀窓の木彫りの壁飾り…。(2つ目だ…。)
この3回目の時からチャンドラは可愛いフェルト製品をお土産としてプレゼントしてくれるようになりました♪ お面に戻らないようにしっかりと喜びを表現しました。

そして今回、ディパーソンからはやっぱりコワイ男女の人形の置物。(2つ目…。)この時の私があまり喜んでいなかったのか、別れた後で「お土産、気に入ってくれたらいいんだけど。」と、メッセージが☆ そしてアナンダからずっしりと重いブロンズのブッダの置物…。

私の仕事場がどんどん不思議な空間になっていっています。もうヒマラヤのペナントとか貼っちゃおうかな☆

そうこうしているうちに時間が来て迎えの車がやって来ました。
「みる ディディ泣かないでね。」と言われながら、みんなにお礼とお別れを言ってインディラと抱きあうとやっぱり涙が出てきました。泣きながら角を曲がるまで車の窓から手を振り続けました。
キャロルが走って来て窓越しに
「ディディ、帰り着いたら連絡してね!」と言い、「うん、うん、連絡する。」と私もふやけた顔で言って車は角を曲がり空港に向かいました。

世界にはコワイこともいっぱいあるけれど素敵なこともいっぱいある。
ネパールに行くとネパールの友人たちのその笑顔がここにいていいんだと思わせてくれる。
私はネパールにすっかり懐いてしまったんだな。そして今から家に帰るんだ。明日の朝には家に帰り着いて家のベッドで眠るんだ。猫は昨日もいたかのように普通の感じで膝に乗って来て、修一郎とお互いいろんな話をするんだろう。
帰るところがあるから旅は楽しいんだな。

そんなことを思いながら、4回目なのにまた入り口を間違えて、猿が座ってる空港に入ってゆきました。

と、ここで終わりそうなのですが、まだ終わらなかったのです…。続きは次回に。

前回行った場所の写真を載せます♪


お面職人さん。技術はすごいんです。


ナモブッダ。道のりは大変ですが、ヒマラヤが見える平和な場所です。


ナモブッダの敷地で飼われている絵に描いたような牛たち。


ブッダの生誕地ルンビニ。


コブラとおじさん。


自転車に乗せて売っているおやつ。


薪で焼かれるパンケーキたち。


米粉で作った揚げ菓子セルロティを作っているところ。


水パイプを楽しむ人たち。


こんなところにも人が住んでいます。山の下に並んでいるのがおうちです。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.22*最後の日*

20日目の9月18日、ナガルコットを出発して一旦バクタプルのゲストハウスに戻ってから今度はカトマンズへ行きました。カオスな道を走りながら、向かうのはホテルVAJRA。

VAJRAに到着すると、そこはまるでカトマンズじゃないみたい!に静かな場所でした。お庭にはたくさんの木々!大きなザボンのような果物がぶらぶら下がった木や、小鳥たち。建物もまるでバクタプルの建築のように美しい彫刻が施されていて、中に入ってみるとクラシックな(いい意味で)落ち着いた建物内。
「わぁ素敵…。」と見とれていたのですが、建物が複数に分かれていて、中庭もアーチもいくつかあって一体どこでケダーさんが待ってくれているのかさっぱり分からず、うろうろしながら、そうだ電話してみよう!と電話を取り出すと、こんな時にまさかのチャージ切れ…。
ネパールの携帯電話はプリベイトカード方式なのです。お店で50ルピーとか、100ルピーとかのカードが売っていてそれを購入します。そして銀色の部分をゴシゴシ削ってでてきた番号を打ち込むと通話できるという仕組み。

というわけで、ロビーらしきカウンターにいるおじさんに助けを求めました。「助けて助けて手伝って!」と。すると、「なんだ、なんだ、どうしたんだ。」と、カウンターにいる人たちがみんな集まってきて助けようとしてくれます。ネパールの人たちは本当に親切なのです。

なんとか事情を説明すると、一人のおじさんがケダーさんに電話をしてくれて一安心。みんなでおしゃべりしながら彼を待ちました。そして、無事にやってきて中庭で話すことにしました。

巨大な蚊はいるけれど綺麗な中庭のテーブルに着くとケダーさんがコーヒーを運んできてくれました。「ありがとう。」と言って一口ごくり。超絶甘☆
生まれてから飲んだコーヒーの中で一番甘い…。これ全部飲み干せるかな…。せっかく満面の笑みでちょっと揺れてこぼしながら持ってきてくれたもんな…。飲まなきゃ…。と、ちょっぴりプレッシャーを感じながら話を始めました。

ケダーさんはチルドレンシアターモールの創設者で舞台俳優でもあり、子供のための物語も書きます。そしてディパーソンとエリナの友人です。彼の師はなんと今年90歳になる童話作家でその人はネパールの子供達のためにすごい数の物語を書いてきたそうです。平均年齢が60歳くらいといわれているネパールで90歳の男性というのはすごいことなのです。シアターに来る子供たちの大半は裕福ではない家の子供達です。そしてディパーソンをはじめとしてシアターの人たちが孤児院の子供達やストリートチルドレンにもメチャくん絵本を配ってくれています。


ケダーさんの90歳の師です。


孤児院の子供達です。

巨大な蚊に噛まれたり、激甘コーヒーをちびちび飲みながら、いつも時間に正確な(ネパールでは珍しい)ディパーソンが来なかったのがちょっと気になりながら、話は続きました。2時間くらい話した後、仕事が終わったチャンドラが迎えにきてくれました。

バクタプルに帰る途中、とびきり美味しいモモを食べようということで、本当にびっくりするほど美味しい野菜スープモモをいただきました。
「おいしいね、おいしいね、このスープ最高だね。」
「旅行は冒険だったね。」
なんて、なんでもない会話をしながら、どこかで
「あぁ、今日がネパール最後の夜なんだなぁ…。今回もいろんなことがあったな…。」と、ぼんやり考えていました。

前々回来た時、やっぱり帰国する前にちょっとしんみりしていると、
「ディディどうしたの?」と聞かれ、
「ん?ちょっとさみしくなって。」と答えると、
「でも今は楽しいんでしょう。」
「うん。」
「じゃあ、今は一緒に楽しもうよ!そして明後日一緒にさみしくなろう。」
と、言ってくれたことを思い出し、しゃんと背筋を伸ばしていまこの瞬間を楽しむことにしました。この素晴らしくおいしいスープモモを全力で味わうのだ!

それでもネパールの友人たちはまだ到着して2日目とかでも真剣に「次いつ来るの?」と聞いてきます☆
「まだ分からないよ、まだネパールいるのに☆着いたばっかなのに☆」と思わず笑ってしまいます。

そしてバクタプルの広場で熱いミルクティーを飲みました。少しぼんやりした月を見ながらキャロルの言葉を思い出していました。それは前回のこと。
「月を見ていると不思議な気持ちになるの。日本で見てる月もネパールで見る月もおんなじだって思うととっても不思議に感じる。」と言うと、キャロルが、
「月もあなたを見てるよ。」とさらりと言ったのです。
なんてロマンティックな人なんだろうと、心底驚きました。
でも、そう考えるととてもうれしい気持ちになります。私たちが月を見ているとき、月も私たちを見てくれている。とても素敵だな。なんだか月が親しい馴染み深い友達のように感じるな。と。

ゲストハウスに戻り、明日のフライトがお昼頃なのでバクタプルの友人たちは朝見送りに来てくれるということなので、カトマンズの友人たちに「いろいろありがとうメッセージ」を送りました。

そしてディパーソンに「今日ケダーさんに会ったよ、ディパーソン来ると思ってたよ。」と、言うと、「誰も場所と時間を教えてくれなかった…。」と。「エェッ!!」そうなのです。私はてっきりケダーさんとディパーソンが話して場所と時間を決めたと思っていて、ケダーさんは私がディパーソンに伝えたと思っていたのです。
ものすごく彼も私も残念な気持ちになり、数日前あっさり別れたことをちょっと後悔したり、彼は最後に「さよなら、また会おうね。」という日本語まで練習していたらしく、ますますしょんぼりなったのですが、なんとかお互い気持ちを持ち直して明るく「またね」と言いあいました。

それからベッドに潜り込んで、すごくさみしいけど、やっぱり家に帰るのもうれしい。帰るところがあるのっていいなと思いながらネパールで最後の眠りの国に入っていったのでした。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.21*ヒマラヤサンドイッチ*

19日目の9月17日、ヒマラヤ山脈からの朝日を見るために、5時前に起きて(いつもの私にとっては5時前なんてまだ夜☆)たくさん着込んでホテルの本館の屋上に。


空が明るくなって来ました。


あ!太陽が顔を出し始めました!


でかっ!

何度見ても神々しいヒマラヤからの朝日…。すごく縁起がいい感じがします。いつもお正月☆みたいな。これが毎朝見れる人たちがいるんだなぁと不思議な感じがします。

今日はブッダ平和公園で植樹をする予定でとても楽しみにしていたのですが、朝食後雨がパラパラ…。キャロは風邪を引いているのにも関わらず、雨がしのつく中スタッフの人たちと水のタンクのことで走り回っていました。ネパールは首都カトマンズも水道管が通っていません。なのでお水は本当に貴重なのです。皆、タンクに水をためています。そしてついに雨がザーザーと音を立てて降り始めました。ネパールに到着してから初めての本格的な雨の日になりました。日本では見たことのないような雷の光にもびっくりしました。空一面が怖いくらい明るくなるのです。なので植樹は諦めてお部屋やホテルのレストランでのんびり過ごすことにしました。
雨の音を聞きながら、うとうと眠るのが好きです。雨上がりの蜘蛛の巣も美しくて大好きです。

たっぷり寝たのにも関わらず翌日の朝もゆっくり寝ていると、シャムから電話が。
「みる ディディ、起きて!早く屋上に来て!」と。
何事かと思い慌てて屋上に行って見ると…。


ヒマラヤ山脈が雲と雲に挟まれています。


ヒマラヤ山脈と雲のサンドイッチです。


畏敬の念が湧いて来ます。一体私はどこにいるんだろう…。と思ってしまいます。

「すごい、すごい、すごい、すごい!!」大興奮の私に、
「昨日の雨のおかげでこの景色が観れたんだよ。」とシャム。
「”No Rain, No Rainbow” ”No Rain, No Himalayas Sandwich” だね!」
雄大で奇跡的な眺めでした。地球を身近に感じるような、ダイナミックな景色でした。ナガルコットでもなかなか見れないそうです。
「ヒマラヤがみる ディディにバイバイ言ってるよ。」
「うん、バイバイヒマラヤまたね。」

そんな感動の朝を迎えた後、夕方カトマンズで「シアターモール チルドレン」の創設者ケダーさんと会うためにお昼頃ナガルコットを出発しました。
今日が最後の日だ。
明日日本に帰るんだ。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.20*ひやり*

18日目の9月16日、インディラたちに撮影の様子を話してからバタバタと用意をして、迎えにきてくれたホテルピースフルコテージの車にシャムと乗り込みました。ピースフルコテージは友人キャロルの家族が経営するホテルです。
バクタプルからナガルコットまでは車で1時間くらい。カトマンズからも2時間くらいなのでカトマンズから近いヒマラヤ山脈が観れる場所として人気です。標高は2,200mくらいです。

ガタゴトともう暗くなった道を走ります。この道がまた、すごいんです。どこにも負けないぞというくらい気合の入ったボコボコのジャンピングロードです☆本当にネパールのドライバーさんの技術に感心します。初めてナガルコットに行ったとき、途中雲の中を通りました。
「みる 、僕たち雲の中を走ってるんだよ!」
と、言われびっくりしました。まるで子供の頃の素敵な夢のようです。とても幻想的で胸がドキドキしました。

さて今回、雨期の終わりということもあり、至る所でがけ崩れが発生していました。道路も陥没しているところに水が溜まっていて、ちょっと危険な雰囲気です。今年は雨が多かったそうでネパール各地でたくさんがけ崩れがあり、バスや車が巻き込まれたそうです。幸い私が滞在していた時はほとんど雨は降りませんでした。

しばらく走ると何やら車が渋滞のようです。「こんな山道で渋滞?」と思っていると、どうやらバスが陥没して短い川のようになっているところにタイヤを取られて斜めに傾き身動き取れなくなっている様子。そしてここは車線がないけれど、対向車もくる山道。もちろんガードレールはなく街灯もなく横は深い深いがけ…。

日本のようにJAFなどもなく、とりあえずバスの乗客と運転手さん、他の車に乗っている人たち、近くの小さなお店の人たちが集まってきてどうにかしようとしていますが、さすがにバスなので簡単にはいかず、対向車も溜まってきてみんな身動き取れない感じになっていたのです。

結局そこで1時間くらい待ってから運転手さん同士で合図しながら対向車と順番に崖すれすれを抜けながら車は移動し始めました。ひやり。

ホテルに到着した頃はもう真っ暗でした。真っ暗だったけど星がいつもより少なかったので「明日は雨かもしれないな。」と思いました。前回冬にきた時は天の川が見えて、
「知らなかった…星ってこんなにたくさんあったんだ…。」と感動したものです。
そして停電していたので、ろうそくの灯りで夕食をいただきました。キャロルは停電を心配していましたが、私たちも他のお客さんたちも、ろうそくの灯りでのロマンティックな夕食に大満足でした♪

あいにくキャロルは風邪気味で、彼は薬を飲まない人なので熱いお湯にターメリックと塩を入れて飲んでいました。風邪にとても効くらしいです。さすがスパイスの国だなぁと感心しました。

まず前回撮影したナガルコットの写真を数枚ご覧ください♪

ヒマラヤ山脈からの日の出の前

天国みたい…。


微妙なグラデーションが美しい…。


すっかり日が昇った朝。パノラマでヒマラヤ山脈を見ることができます。

そして夕焼け


ヒマラヤもピンク色に染まります。

残念ながら星空の写真がないのですが…。


これは野菜のお家です。大好き♪


こんな感じでお行儀よく野菜たちが入っています。
キャベツ、ピーマン、にんじん、じゃがいもが入っていました。

さぁ、明日は “ブッダ平和公園” で植樹をする予定にしているけど、雨だったら植樹できないな…。と思ったり、いつも一緒に来ていた友人の一人が来なかったり、と気になることはありましたが、まぁともかく明日のことは明日決めよう。雨かもしれないけれど、うんと早起きしていつものようにヒマラヤ山脈に登る日の出を見るんだ。と、ベッドに潜り込んだのでした。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.19*ちょっとだけネパールテレビ☆*

18日目の9月16日、今日は午後1時からネパールテレビのインタビューを受けることになっているので、朝のうちにバクタプルの町を友人たちとお散歩しました。

お散歩の途中で赤ちゃん犬たちを家の中から外に運んでいる姉妹に出会い、私、大興奮!!赤ちゃん犬なんて何十年ぶりに見ただろう!!
もごもごしてて温かくて可愛くて可愛くて一緒に運ぶのを手伝いました。

広場ではたくさんの人々がくつろいでのんびり過ごしていました。平和だなぁ…。ネパールの人たちは広場をとても愛しています。お祭りや儀式のために集まったり、のんびりしたり、子供たちは走り回ったり…生き生きとしたその場所はいつも人々と共にあります。

お茶を飲んだりおやつを食べれる小さなお店もいたるところにあります。私たちも1軒の小さなお店に入りました。
マサラティーやドーナツや豆のおかずを頼んでみんなでいただきます。
食べ終わった後、チャンドラが
「紙ナプキンちょうだい。」と、お店の人に。ドーナツを揚げていたおじさんが
「はいよ。」と言って、揚げたそばからドーナツを乗せていた新聞紙の端っこをビリビリ破りチャンドラに手渡しました☆
チャンドラは当然のように口やら手やら拭いて
「みる も使う?」と新聞紙を手渡してきました。
(すごいな新聞、ニュースも読めてドーナツの油も吸ってお皿にもなって包み紙にもなって、そのうえ紙ナプキンにまでなるなんて…。)と、新聞の大活躍に感心しながらも、(この後テレビの撮影があるのに、口の周りが昔の漫画のどろぼうみたいに黒くなったら大変だ。)と思い、静かに断りました。

そして朝の散歩も終わり、支度をして撮影場所であるカトマンズの図書館へ向かいました。

テレビ局の人たちは全部で3人。ディレクター、カメラマンとアシスタントです。
挨拶をした後、ものすごくものすごく簡単な打ち合わせをして、撮影が始まりました。まずは図書館に集まった子供たちの前で館長にマリーゴールドの首飾りをかけてもらうというシーンから始めました。そしてみんなの前で昨日練習したネパール語での挨拶をして、子供たちにメチャくん絵本を手渡してゆきます。
それから子供たちから色々質問をしてもらい、ミカリンが通訳してくれてそれに答えてゆきました。


始まるのを待っているところ。


絵本を手渡してゆきます。


絵本の説明をしています。


キャラクターの名前や生い立ちについての質問が多かったです。


リアルメチャくん!が、遊びにきました♪

インタビューは別の部屋でするということで、準備のために待っていると子供たちが集まってきて私に絵本を読んでくれました。ぴったりくっついてきて一生懸命本を読んでくれるのです。でも数人の子供たちが一同に別の本を読んでくれるのでどれを聞いたらいいか分かりませんでしたが…。

そしてインタビューが始まりました。

日本でもテレビに出ることがありますが、打ち合わせは何日も前から行われ、レジメも用意され、きっちりと時間通り始まり、緊張しながら撮影が行われ、撮影が終わったら礼儀正しくお茶くらいは飲んですぐに戻る。という感じなのですが、ネパールテレビ(日本だとNHK)全然緊張しませんでした☆いろんな面ですごくゆるいのでリラックスして話しました☆

俳優で友人のディパーソンが2台のカメラの間に座って質問をしてきます。私とミカリンは並んで座ってミカリンが通訳してくれて答えてゆきます。質問の中心は、
「メチャくんの絵本の中で伝えたいことは?それぞれの絵本のテーマは?」というものでした。
それを受けて…。

「メチャくん絵本の中では、生きる環境も大きさも色も得意なことも全く違う動物、虫、妖精、そして人が湖畔の村で仲良く愛をもって暮らしています。そういう絵本を小さな頃から見ていると、こういう世界が自然な状態なのだと心の奥深く、大人になっても心の中の大切にしまわれている子供の部分に残っていると思のです。そしてそれは、その人をその人の環境を作ってゆくエッセンスになってゆくのではないでしょうか。そういう子供たちが大人になったとき、世界はまたひとつ愛が大きくなると信じています。そして日々の中で小さな幸せや喜びを見つけることの大切さ、かけがえのない日常の輝きを作品の中で伝えてゆきたいです。ありがとう。」

「”ナマステ” では、受け入れること受け入れられることの大切さ、小さな力もみんなで合わせると大きな力になるということ。”おてがみ” では、協力するということ、助け合うということ、大切な人に大切だと伝えることの大切さを。今、作画中の ”ピクニック” の中では、分かち合うことの喜び、自然からの贈り物、ピクニックの後はゴミを片付けて帰ろうね☆ がテーマです。」

というようなことを話しました。

インタビューの後は、日本舞踊で使う和傘を持って行っていたので、みんな大喜びで順番に一緒に写真を撮ることに…。子供たち、ご父兄、図書館のスタッフ、テレビ局のスタッフまでも同様に☆
「これってもしかして国際交流?」と思いながら楽しく撮影会は終了し、


私、館長さん、ディパーソン。

お待ちかね!お楽しみのマカロニ ターイム☆
熱い紅茶とマカロニをみんなでワイワイ食べました。ネパールではどんな時でも絶対に(と言っていいと思う)お茶とおやつは欠かしません。こっちの時間の方がメインで長いかもしれない…。

そんなこんなで無事撮影も終了し、私は一旦バクタプルに戻ってからナガルコットに行くことに。図書館で車に乗ってみんなにお別れを告げました。ミカリンとはネパールで会えるのはこれが最後なのでちょっと寂しい気持ちに。
ミカリンも寂しそうな顔をしていました。「日本では遠いからネパールでまた会おうね!」と手を振りあいました。他の人が聞いたらよくわからないセリフなのですが、私は福岡に住んでいてミカリンは横浜。ネパール滞在が重なると同じカトマンズ盆地なのでとても会いやすいのです。

ディパーソンとはナガルコットから戻る日に ”シアターモール チルドレン” の創設者のケダーさんと一緒に会うことになっていたので「また月曜に。」と、さらりと別れました。

結局なんやかんやでマカロニタイムも含めて撮影は4時間かかり、でも編集してニュースは5分くらいだそうです…。

さぁ、もう夕方だ。これからピーコックゲストハウスに戻ってバタバタ用意してナガルコットに行くぞ!ヒマラヤが私を待っている!はず。

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.18*空白の日*

16日目の9月14日の朝、9時頃ゆっくり起き出して1階のカフェに降りてゆくとインディラが
「みる 、こんなに遅くまで眠ってどうしたの?マサラティー飲む?朝食は?」
と、びっくりした様子。ネパールの人たちはみんなすごく早起きなのです。5時頃にはもう起きてお茶の支度をしたりお散歩したりしています。
眠ることをこよなく愛する私は、夜は早寝で朝は遅起きなので、いかに私が早起きが苦手かということを口を酸っぱくしてみんなに言っているのですが、なかなか理解してもらえません。

そして、マサラティーを持ってきてもらった後から…夜までの記憶が全くないのです。どんなに思い出そうとしても全く思い出せず、ノートにも14日のことだけ何も書き留めていないし写真もないのです。不思議だ…。夜は友人たちとマフィンをむしゃむしゃ食べながら池の周りを散歩したということだけ覚えているのですが…。違う世界に行っていたのでしょうか…。(いや、単に忘れているだけ☆)

そして空白の14日が明けて15日、本当はナガルコットに2泊滞在する予定だったのですが、16日の午後1時からカトマンズで撮影があるため1日ずらして16日の撮影が終わった後でナガルコットに行くことにしました。

なので15日は次の日の用意をして、ナガルコットから帰ってきたらバタバタと翌日には帰国なので散らかり放題の部屋を少し片付けて荷物もまとめておくことにしました。友人が世界遺産にもなっているネパール最古のヒンドゥー寺院チャングナラヤンに連れて行ってくれると言ってくれたのですが、断ることにしました。

ネパールには世界遺産となっている寺院や史跡は7つあり、場所としても4箇所あります。2015年の地震で崩れた建築物はまだまだ復旧していなくて、驚いたことに竹棒で支えられているのです。世界遺産が竹棒に支えられている…。竹って強いんだなぁ…と感心せずにいられません。
街のあちこちの建物も竹で支えをしていて、さらにそこに洗濯物が干してあったり、お祭りの時はお店の人が売り物のお面なんかを飾るデイスプレイ棒になったりしています☆おおらかだ。
ネパールの人たちは大のお祭り好きで、なんと1ヶ月に1回はお祭りがあるのです。2回ある時もありますし、新年も西暦の新年とビクラム暦の新年が4月にあります。さらに部族の新年もあり、ネワール族の新年は明後日です。ちなみに今ネパールは2074年です。
もう何がなんやらわかりません。毎年、今、平成何年かも覚えられない私には覚えるのだけで大変です。

前回もチャングナラヤンに行けなかったのでちょっと行きたいなと思ったのですが、何せ何かと体力が必要なネパールなので体力を温存しておくことを選択しました。

明日の撮影に着物で来て欲しいとリクエストがあったのでハンガーに吊るしながら、少しとはいえネパールのテレビに出ることになるなんて思わなかったなぁ…。とぼんやり考えていました。そして、

「そうだ!挨拶をネパール語でしよう!」と、思いつき練習してみました。
「ナマステ!メロナームミルサカイホ マジャパンバタアエ マチットラカールフン」
なんか呪文みたいだ。意味は、
「こんにちは、はじめまして!さかいみる です。日本から来たアーティストです。」
そうだ、みんなに聞いてもらおうと、カフェに降りてゆき得意げに披露して喜んでもらいました♪

ネパール語…。文法は日本語とよく似ています。ただ、単語があまりにも聞いたことのない言葉なのでなかなか上達しません。「基礎ネパール語」という本だけ購入し、後はたまに友人たちが会話やチャットの中で教えてくれるのですが、英語でネパール語を教えてくれるという、私にはものすごくハードルが高い…☆のだけれど、いくつになっても勉強するというのは楽しいことでもありますし、知らないことを学ぶというのは自己を謙虚にしてくれることにも気づきました。

バクタブルの風景です。

ゲストハウスの前の広場でセレモニーがありました。女性たちが身につけているのはネワール族の衣装です。


水瓶持って ずん、ずん、ずん…。


ギッコギッコ。お水を汲んでいる横でヤギがごくごくお水飲んでます♪


のんびり糸車をまわしています。


こちらはろくろを回しています。

セルロティという米粉のドーナッツを外でモリモリ食べていると、ノラ牛くんが近づいてきました。つぶらな瞳でこっちをまっしぐらに見ながらその口元にはキラリとよだれが…。


あ、ドーナツ食べてる…。


ぼくにもひとくちちょうだいモ〜。

そのよだれはたら〜りと陽の光を浴びながら垂れ下がり…と、牛くんのよだれの描写を詳しくしなくてもいいのですが、とにかくとても可愛いくてセルロティをちぎって口元に持っていきました。すると嬉しそうに、はふっと私の指ごと口の中に…。
抜いた指は生温かいよだれでねっとり☆

それを見ていたチャンドラも自分のセルロティをちぎって牛くんの口元へ…。
牛くんがのんびり口を開けた瞬間に彼はパッと手を離し、セルロティはポトリと地面へ落下。
そして今まで見たことがないような真剣な眼差しで自分の手をおさえ(よだれには触れていない)一言。

「デンジャラス…。」

山の中を歩いていて豹の鳴き声がしたときも、湖でボート(いかだ?)に乗っていてそこから水がみるみる入ってきたときも、全く動じずご機嫌だったのに、なんで今ここで「デンジャラス…。」なんだ…。と、心の中でツッコミながら残りのセルロティを牛くんとはんぶんこしました♪

この後私の手は牛くんのよだれでベトベトに…。

さあ、明日は初めてのネパールテレビだ!

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.17*みんなと一緒もひとりも楽しい*

15日目の9月13日、朝食後ネパールガンジの空港からカトマンズに発ちました。くたびれて、でも満ち足りてバクタプルのピーコックゲストハウスに帰り着きました。ゲストハウスのみんなが
「みる 、おかえり〜。ララ湖どうだった〜?お茶入れるね〜。」
と、迎えてくれてお家に帰ったような嬉しい気持ちになりました。

お茶を飲みながらおしゃべりして部屋に戻ると、ミカリンからメッセージが。
”今、バクタプルにいるんだけれど、子供たちからの絵を渡したいので会える?”と。
ディパーソンも一緒だということで、3人でお昼ご飯を食べることにしました。

子供達が描いてくれたメチャくんの絵をもらって、ほくほくしながら、バクタプルのレストランへ。
私はマサラティーに野菜チョウメン。チョウメンというのはソース味ではない焼きそばです。ミカリンとディパーソンは水牛モモとネパール式ピザを分けて食べることに。モモというのは小籠包のようなもので、ネパールの人たちは宗教上の理由から牛肉を食べません。約8割がヒンズー教徒で約2割が仏教徒です。牛は食べないけど水牛は食べるのが不思議なのですが、ネパールの人たちが言うには牛と水牛は全然違うということです。

「あぁ、久しぶりに日本語話してるな…。」と思いつつ、日本語、英語、ネパール語を交えての会話を繰り広げている中、ディパーソンの計らいで土曜日にネパールテレビという国営放送のニュースに少しだけ出演することになりました。ミカリンが通訳をしてくれるということで、カトマンズの図書館でインタビューを受けることになりました。

「なんかワクワクするね。」
「じゃあ、明後日の土曜日に。」
なんて話しながら二人はカトマンズに帰ってゆきました。

その夜、夕飯を食べているときに
「よく働きよく遊んでるなぁ…。さすがにくたびれたな、明日は1日ゆっくりしよう。」と、思っているとチャンドラが
「明日の朝6時にボダナートに連れて行ってあげる。」
と、親切に申し出てくれたのですが、もちろん全力で断りました。
「君は11kgのバックパックを背負って歩き通しシャツが破れたというのに、どんだけ元気あるんだ…。」と心の中で言いながら☆

ボダナートというのは、カトマンズにある世界遺産のうちの一つでネパール最大の仏塔です。私はボダナートが大好きなんです。カトマンズのカオスからボダナートの敷地に入ると途端に平和な落ち着いた空気に変わります。本当に不思議です。そしてこの仏塔の姿も大好きです。毎回ボダナートに行きますが今回は見送ることにしました。


じゃじゃん♪ 前回撮った写真ですが…。
ボダナートは自然の「氣」の満ちた場所に建てられた聖地といわれているそうです。
なぜかいつも雪見だいふくを思い出してしまいます…。


ブッダの智慧の眼。きゅん♪ チベット仏教徒の主要な巡礼地ですが、ヒンズー教の友人たちもボダナートが好きで時々訪れるそうです。旗にはマントラが書かれています。


仏塔はそれ自体が曼荼羅の構造をなしていて、地・水・火・風・空という宇宙を構成する5大エネルギーを象徴しているということです。


上から見るとこんな感じのようです。


大きなマニ車。真言を唱えながら回します。

夕食を済ませゲストハウスに戻るとアルーンがカフェのベンチで私の帰りを待ちながら眠っていたので、ちょっとゆり起こしてみましたが全く起きる気配がないので、何度かゆすってみたあとで「もう帰ってるから。おやすみ。」と置き手紙をして(宿泊客全員の帰りを確認してからゲストハウスの扉を閉めるのです。)お部屋に戻り、ヤモリやネズミにも「おやすみ」を言ってベッドに潜り込みました。

さぁ、明日はひとりでゆっくりするんだ♪ みんなと一緒も、ひとりも、どっちもウキウキするな♪

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.16*ホテルクリシュナで大泣き*

14日目の9月12日、朝食後ネパールガンジのホテルクリシュナへ戻るためバルディアを後にしました。
さすがにくたびれていたので、その日はのんびりホテルで休憩することに。お部屋でザクロやビスケットを食べたりミルクティーを飲んだり。そして新作絵本ピクニックのラフをpdfデータにしてDropboxにアップロードしていたので、それを見ながらチャンドラとしばらく打ち合わせをしました。

そして、夕飯にドリスティが来られないということで3人でホテルのレストランで食べることにしました。

このレストランではダルバードを食べすに、いろいろな珍しい料理を注文しました。ダルバードはご飯と野菜のおかず、豆のスープがおかわり自由なので、ラビンドラの食べっぷりを楽しめましたが、もしここでラビンドラがいたらみんな彼の食べっぷりにヒヤヒヤしてたところだね。なんて、なんでもない会話をしながら食事しているときに、ふいにシャムが

「みる ディディはインドの映画観たことある?」と。
「うん、あるよ。」
「何観た?」
「うーん、タイトルが同じかどうか分からないけど、”マダム・イン・ニューヨーク”とか。いい映画だったよ。」
「えっと、それどんなストーリーだっけ?僕も観たことあると思うんだけど。」と、シャム。

そして映画のストーリーを説明し始めました。

「えっと…。二人の子供がいるインドの料理上手な主婦が英語が苦手でつらい思いをしてるの。それで、姪の結婚式の手伝いのためにニューヨークに行くことになって、家族より3週間早く一人で行くのよ。一人で外国に行くのも初めてでコワイし、その上英語は苦手で悲しい思いをして、それで一念発起して家族に内緒で英語の勉強を始めるの…。」

と、ここまで話して映画を思い出し、自分に重なるところを思い出し、こらえきれずに大泣きしてしまったのです。
子供のように、わーんわーん。おーいおーい。と。もう涙も鼻水も流れるままに任せてホテルのレストランで☆

それを見ていたシャムもチャンドラもびっくり仰天してオロオロして、レストランのスタッフの人たちもびっくりして、
「どうしたの?どうしたの?」と。

「うぅ…。ヒック。感動したのを、ヒック。思い出して。それから、ヒック。私みたい。ヒック …。えーん、えーん。」と、泣きじゃくり(子供?)そうしたらシャムがその映画を観たことを思い出して、

「みる ディディ、あの映画の最後どうなったか覚えてるでしょ。ね。」と、慰めてくれて、チャンドラは私が好きそうな絵をインスタグラムの中から見つけて
「ほら、みる 、この絵みる が好きなんじゃない?ご覧よ。」と、気を紛らわそうとしてくれて、スタッフの人たちはお茶を持ってきてくれてりして、そんな彼らの優しさにまた子供みたいに泣けてきて、ぐしゃぐしゃに泣いて、泣いた後は頭がズキズキしていましたが、なんだかスッキリしたのでした。

そして泣き止んだ頃、「たまに泣くのは体と心にいいらしいよ。」と言ってくれました。

英語…。若い頃はなんとなく英語が喋れるといいなぁと思い数ヶ月だけ英会話を習いに行ったこともあるのですが、全く身につかず、それ以降1年10ヶ月前まで私の世界に「英語」というものはありませんでした。とても苦手でその頃は「”do”っていつ使うの?」「”be”ってなに?ハチ?」「”will”って…??」という感じでした。それが、絵本のネパール語版を作ることになり、ネパールの人たちと英語でやり取りをすることになり、渡航するようになり、独学で英語の勉強を始めることになったのです。

私の英語力より友人たちの私の英語への推測力がぐんぐん高まる中、初めは、絵本を作るために伝えなければいけないことをとにかく伝えなければ…と思っていたのが、もっと相手のことを理解したいし、自分が感じていること思っていることも伝えたいと思うようになってゆきました。

全然わからないうちに一人で渡航し、バンコクの空港ではとにかく「どこ?」と、「英語苦手なんです。」を連発し、ネパールでは、一人でタクシーに乗ってカトマンズに行く時に「どこまで行くの?」と聞かれ、「どこから来たの?」と聞かれたと間違えて「ジャパン!」と大声で言って仰天されたり、蚊に刺されて腫れたので「蚊に食べられた。」と言ったり、携帯が壊れた時に「携帯が天国行った。」と言ったり…。「ジャパン」以外は全部通じたけどね。えへ☆

そんな中、みんながその時々に間違った英語を正してくれたり、
「みる は平気で間違った英語でバンバン話してくるね。」と笑って済ませてくれたり。

英語の失敗は数限りなくあります☆

そしてレストランのスタッッフの人たちに温かい目で見守られながらお部屋に戻りました。

お部屋でだらだらしていると、チャンドラからYouTube に投稿されているいろんな国の人たちが面白おかしく英語を学ぶコメディのシリーズのリンクが届きました。英語は私にはまだ難しくてついていけませんでしたが、頭にターバンを巻いたインドの人が面白くて「ははは」と笑っていると、ドアをノックする音。

「こんな時間になんだろう…。」と、慌ててアナログの鍵を開けようとして左指をケガしてしまい、でもなんとか開けると(固い)…そこに見知らぬ頭にターバンを巻いた大きなお腹のインド人のおじさんが上半身裸で腰にバスタオルを巻いて立っているのです!
あまりにびっくりしてポカンと見あげていると(背も高い)おじさんも大きな目をますます大きくしてびっくりして見ているのです。数秒間見つめあったままでした…。と、ハッとしたようにインドのおじさんが
「ソ、ソーリー…。」
あ、部屋を間違えたんだ…。
「ノ、ノープロブレム…。」と私も返事し、おじさんは隣の部屋に帰ってゆきました。頭にターバン、腰にバスタオルを巻いて…。私は血が出ている指を見ながら、「あぁ、左指でよかった…。」とほっとしたのでした☆

そして、ベッドにもぐり込んで、明日はバクタプルのゲストハウスに戻るんだ。インディラたちにララ湖の話をしよう。写真を見たがるぞと想像しながら眠ったのでした。


ホテルクリシュナの写真がないので…なぜかというと立派な普通の(矛盾してるぞ)ちょっと豪華なシティホテルのようなホテルだったので…写真を撮り忘れていました。代わりにバクタプルのピーコックゲストハウスの写真を載せます☆えへ。


1Fのカフェ。ここで朝食もいただきます。


お気に入りの屋根裏部屋です。


屋上に出ることができます。


14世紀頃に建てられた美しい建築物をゲストハウスにしています。


ヤギが見てる…。


いつもやって来ます。


そしてこの美しい蓮の入った水瓶から…


水を飲みます。ごくごく。


雨期の終わりなので屋根にも植物がぐんぐん育っていました。


屋根の上には黒猫の親子が遊びに来ます♪

英語はまだまだだけれど、毎日こつこつ勉強中です!

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.15*トラの足跡*

13日目の9月11日、たくさんの鳥たちの歌声の中で目を覚まし、自分が今ジャングルのすぐ近くのロッジににいるなんて不思議だなぁ…。と思いながらジャングルに行く支度をしました。

ジャングルでは、赤、白、黄色の服を着てはいけないそうで、(動物たちがびっくりそうです。)お揃いのモスグリーンの麻の上着を貸してくれました。
そしてロッジの人がお弁当をもたせてくれて、一人ずつ1リットルのお水を持って、ガイドのケダーさんとともに出発です!
ガイドのケダーさん、スーパーマリオにそっくりなんです♪ オーバーオールを着てもらいたいところです☆

気温40度、高湿度、無風…。
「風よふけ!」何度も心の中で叫びましたが一向に風は吹いてくれず、風って自然からの偉大な贈り物だなぁ…。と、しみじみ思いました。

バルディア国立公園というのは、1000㎢のジャングルです。国立公園という名前がついているのですが、本気のジャングルだったのには驚きました。

ジャングルに入ってすぐ、川を渡ることになりました。浅瀬の場所を選んで靴を脱いでズボンを膝まで捲り上げて渡ります。実はこのすぐ隣で大きな立派な雄鹿が亡くなっていたのです。驚きました。そしてまだ形が全く崩れていなかったからか不思議なのですが、コワイとも気持ち悪いとも思わなかったのです。ただ自然に還っていってるその姿に圧倒されました。これがジャングルなんだ、と感じました。

その後しばらく裸足で歩き続け、途中で靴を履き、また歩き続けました。

「道ってなんだろう…。道って自分で切り開いてゆくもんなんだな…☆」と、自分たちより高い草を竹棒で払って道を作りながら前に進みつつ思いました。時にはぞうさんが歩いた後の足跡を辿りながら歩きました。地面に大きな穴がずっと並んでいるのでなんだろうと思っていたら、ぞうさんの足跡だったのです。

白い毛の猿や見たことのない美しい鳥たち…。そしてひらけた草むらに出ると、そこになんと100頭くらいの鹿たちがくつろいでいるのが目に飛び込んできました!愛くるしい子鹿から立派な大きな角を持った雄鹿まで…!まるでおとぎ話の中のようでした。「バンビ」の世界だ…!すごいすごいこんなにたくさんの鹿初めて見た!!そして近くの木には白い毛の猿たち…。写真ではお伝えしきれないのですが、すごくすごく平和で美しい光景だったのです。

その時です。猿たちが一同に「キキッキキッ」となにやら慌てた様子。それを受けて鹿たちもざわざわ。私たちを見つけて警戒してるのかしら?と思っていると、ガイドのマリオ…いえ、ケダーさんが「トラが近づいてるよ。」と。「ト、トラ?野生の?(もちろん)」見たいけど、ここで会ったらちょっと怖いかもしれない…。などと思っているとケダーさんが「動かないで。音を出さないで。」と。「はい、よろこんで…。」心の中で言いました。しばらくすると、猿や鹿たちも落ち着いたので私たちも前に進むことにしました。


一角サイ。


山盛りのサイのフン。


美しいシダが広がっています。

豊かな緑。
途中で何度も溝のないタイヤが通ったような跡があったのですが、なんと蛇の這った跡だそうです。どんな大きな蛇なんだ…。コブラもいるそうです。


そしてこの赤い人面虫…。(名前は忘れましたが)がいっぱい這っているのです。一歩、歩くごとにカサカサカサカサ…と逃げ惑うので踏まないように歩くのに一苦労でした。ちっちゃな赤い顔がいっぱい動いているように見えるのです!


ちょっと休憩。


「あれ、いない。」と思うといつも木に登ってるケダーさん。やっぱりスーパーマリオだ。


こんな小さな芽が!この芽もこの大きなジャングルの一部なんだ。そしてこのジャングルをまた豊かにしてゆくんだ。じーん。

そして…

と、トラの足跡だ!まるで大きな猫だ!かわいい♪

そして5時間ほど歩いたところで展望台(?)でお弁当を食べることにしました。

ベジフライドライスとリンゴと野菜のフリッターのようなもの。
これにバナナとクッキーとマンゴージュースとゆで卵がついています。
おいしかったです♪


ざくろ。まるでルビーのように美しくて新鮮で美味しいんです!
簡単に手に入るので、一気に3つ食べて口の中が赤紫に…。


一本の木を削って作っている階段。見事です。


高台でお弁当を食べているとぞうさんもお昼ご飯を食べに近くの木にやってきました。
後ろ2本足で立って木の枝をもいで葉っぱを上手にむしゃむしゃ食べています。


そして川岸で鼻を使ってお水を飲んでいます。


お水を飲んだら向こう岸に渡ってゆきました。
夏真っ盛りの時はこの川にたくさんの動物が集まるのだそうです。そうしたらトラやいろんな動物も見れるそうですがもっと暑いそうです…。

そんなこんなで約9時間ジャングルを歩き(よく熱中症にならなかったなぁ…)友人たちはヒルに吸われたり巨大なアリに噛まれたりで「かゆい、かゆい。」と言っていたけれど、私はヒルにもアリにも噛まれずガモウラがかゆいだけでした☆

ロッジに戻る頃にはくたくたでしたが、でも夢のような経験をしているなぁ、私って秘境好きだったんだなぁ、と改めて思い、ララ湖やジャングルでみつけたものをキャンバスや絵本の中に表現したいなぁと、むくむく創作意欲が湧いてくるのでした。

明日はまたネパールガンジに戻って、そしてカトマンズに戻ります!

つづく。

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さかいみる のネパール滞在日記Vol.14*バルディア*

12日目の9月10日、朝起きると首がかゆい…。か、かゆい、かゆいかゆい。友人たちに見せると
「ガモウラが出たね。」
思わず聞き返すと、「ガモウラ」とは暑さのために出る湿疹のことでした。
汗疹みたいな感じかなぁ…。と、ぽりぽり掻いていると、
「掻いちゃダメ!」ということで、グッとこらえてフルーツとミルクティーをいただいてバルディアへ!

ホテルクリシュナからバルディアまではジープで2時間くらいです。途中、普通に車が通る道路沿いに流れる川にワニがいるということで車を止めてもらって橋の上からワニを探しました。

スーイスイとワニがたくさん泳いでいます!そしてのんびり浅瀬でくつろいでいたり、お魚を食べようとしていたり、大きなカメもいました♪

すっかりワニに夢中になり、それからまた車を走らせてバルディアのロッジに到着。今日は近くを散策して明日ジャングルに行くことにしました。
ロッジのお庭にお猿さんが遊びに来ます。可愛いな♪ そしてロッジにはエアコンと巨大扇風機が付いていました。ただ、すごい確率で停電するので、点いたり、消えたり、点いたり、消えたり、を忙しく繰り返していました。


わかりづらいですが、庭に来ていたお猿さんです。


ロッジの庭。豊かな緑。


切り株から新しい芽がいっぱい!


バルディアにはいたるところに大きなバナナの木が。


バルディアをお散歩中カフェを発見!


お茶を飲んでいるといつのまにか犬が来てくつろいでる♪


道でだらだら。


暑いから川で水浴してる水牛くん♪ きゅん。


暑いからセルフシャワーしているちびっこ♪


同じ川で水牛くんが水浴び、そして女の子たちが魚を採り、この横でおじさんも浸かってました☆


竹の橋。


竹の橋を渡った集落で美しい民芸品を作っていました。
家の中が暗いので庭で作業しています。


色鮮やかな美しい丈夫なカゴたち。


頭に乗せたカゴの中に果物とかいろんな物を乗せて運びます。
カゴを乗せて立ってるだけでも大変なのに、これに荷物を乗せて手で支えずに歩くってすごいなぁと感心しました。


グラグラするので難しいです。


この家の女の子はなんなく乗せます。


歩いていると近寄ってくる人懐こい子供たち。


ロッジに戻る頃には美しい夕日。

ネパールは部族がたくさんあって、それぞれに言語が全く違うそうです。なので、カトマンズ盆地から来た友人たちもここタルー族の言葉が全く分からないそうです。そう、都市部に住むネパールの多くの人たちはネパール語、自分たちの部族の言葉、ヒンズー語、英語、を使い分けます。

夕食後ロッジの部屋に戻る前にまたどこから仕入れてきたのかチャンドラがポケットから小さな生の玉ねぎを出してきました。
「みる 、寝る前に生の玉ねぎをかじるとよく眠れるよ。」と。その横ですかさずシャムが
「でも一緒の部屋の人は匂いで眠れなくなるんだよね。」と。(二人は同じ部屋)
「毎日よく眠れるから大丈夫☆」と丁寧に断りました。

そしてこの夜チャンドラは生の玉ねぎをかじったのにもかかわらず、金縛りにあったそうです。ネパールではドリームパラダイスというそうです。全然パラダイスじゃないと思うけど☆ (金縛りにあったことがないから分からない。)

明日は予定していなかったジャングルに行ける。運よく行けることになったジャングル…。ドキドキワクワク♪
かゆい…。

つづく。

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