さかいみる のネパール滞在日記Vol.16*ホテルクリシュナで大泣き*

14日目の9月12日、朝食後ネパールガンジのホテルクリシュナへ戻るためバルディアを後にしました。
さすがにくたびれていたので、その日はのんびりホテルで休憩することに。お部屋でザクロやビスケットを食べたりミルクティーを飲んだり。そして新作絵本ピクニックのラフをpdfデータにしてDropboxにアップロードしていたので、それを見ながらチャンドラとしばらく打ち合わせをしました。

そして、夕飯にドリスティが来られないということで3人でホテルのレストランで食べることにしました。

このレストランではダルバードを食べすに、いろいろな珍しい料理を注文しました。ダルバードはご飯と野菜のおかず、豆のスープがおかわり自由なので、ラビンドラの食べっぷりを楽しめましたが、もしここでラビンドラがいたらみんな彼の食べっぷりにヒヤヒヤしてたところだね。なんて、なんでもない会話をしながら食事しているときに、ふいにシャムが

「みる ディディはインドの映画観たことある?」と。
「うん、あるよ。」
「何観た?」
「うーん、タイトルが同じかどうか分からないけど、”マダム・イン・ニューヨーク”とか。いい映画だったよ。」
「えっと、それどんなストーリーだっけ?僕も観たことあると思うんだけど。」と、シャム。

そして映画のストーリーを説明し始めました。

「えっと…。二人の子供がいるインドの料理上手な主婦が英語が苦手でつらい思いをしてるの。それで、姪の結婚式の手伝いのためにニューヨークに行くことになって、家族より3週間早く一人で行くのよ。一人で外国に行くのも初めてでコワイし、その上英語は苦手で悲しい思いをして、それで一念発起して家族に内緒で英語の勉強を始めるの…。」

と、ここまで話して映画を思い出し、自分に重なるところを思い出し、こらえきれずに大泣きしてしまったのです。
子供のように、わーんわーん。おーいおーい。と。もう涙も鼻水も流れるままに任せてホテルのレストランで☆

それを見ていたシャムもチャンドラもびっくり仰天してオロオロして、レストランのスタッフの人たちもびっくりして、
「どうしたの?どうしたの?」と。

「うぅ…。ヒック。感動したのを、ヒック。思い出して。それから、ヒック。私みたい。ヒック …。えーん、えーん。」と、泣きじゃくり(子供?)そうしたらシャムがその映画を観たことを思い出して、

「みる ディディ、あの映画の最後どうなったか覚えてるでしょ。ね。」と、慰めてくれて、チャンドラは私が好きそうな絵をインスタグラムの中から見つけて
「ほら、みる 、この絵みる が好きなんじゃない?ご覧よ。」と、気を紛らわそうとしてくれて、スタッフの人たちはお茶を持ってきてくれてりして、そんな彼らの優しさにまた子供みたいに泣けてきて、ぐしゃぐしゃに泣いて、泣いた後は頭がズキズキしていましたが、なんだかスッキリしたのでした。

そして泣き止んだ頃、「たまに泣くのは体と心にいいらしいよ。」と言ってくれました。

英語…。若い頃はなんとなく英語が喋れるといいなぁと思い数ヶ月だけ英会話を習いに行ったこともあるのですが、全く身につかず、それ以降1年10ヶ月前まで私の世界に「英語」というものはありませんでした。とても苦手でその頃は「”do”っていつ使うの?」「”be”ってなに?ハチ?」「”will”って…??」という感じでした。それが、絵本のネパール語版を作ることになり、ネパールの人たちと英語でやり取りをすることになり、渡航するようになり、独学で英語の勉強を始めることになったのです。

私の英語力より友人たちの私の英語への推測力がぐんぐん高まる中、初めは、絵本を作るために伝えなければいけないことをとにかく伝えなければ…と思っていたのが、もっと相手のことを理解したいし、自分が感じていること思っていることも伝えたいと思うようになってゆきました。

全然わからないうちに一人で渡航し、バンコクの空港ではとにかく「どこ?」と、「英語苦手なんです。」を連発し、ネパールでは、一人でタクシーに乗ってカトマンズに行く時に「どこまで行くの?」と聞かれ、「どこから来たの?」と聞かれたと間違えて「ジャパン!」と大声で言って仰天されたり、蚊に刺されて腫れたので「蚊に食べられた。」と言ったり、携帯が壊れた時に「携帯が天国行った。」と言ったり…。「ジャパン」以外は全部通じたけどね。えへ☆

そんな中、みんながその時々に間違った英語を正してくれたり、
「みる は平気で間違った英語でバンバン話してくるね。」と笑って済ませてくれたり。

英語の失敗は数限りなくあります☆

そしてレストランのスタッッフの人たちに温かい目で見守られながらお部屋に戻りました。

お部屋でだらだらしていると、チャンドラからYouTube に投稿されているいろんな国の人たちが面白おかしく英語を学ぶコメディのシリーズのリンクが届きました。英語は私にはまだ難しくてついていけませんでしたが、頭にターバンを巻いたインドの人が面白くて「ははは」と笑っていると、ドアをノックする音。

「こんな時間になんだろう…。」と、慌ててアナログの鍵を開けようとして左指をケガしてしまい、でもなんとか開けると(固い)…そこに見知らぬ頭にターバンを巻いた大きなお腹のインド人のおじさんが上半身裸で腰にバスタオルを巻いて立っているのです!
あまりにびっくりしてポカンと見あげていると(背も高い)おじさんも大きな目をますます大きくしてびっくりして見ているのです。数秒間見つめあったままでした…。と、ハッとしたようにインドのおじさんが
「ソ、ソーリー…。」
あ、部屋を間違えたんだ…。
「ノ、ノープロブレム…。」と私も返事し、おじさんは隣の部屋に帰ってゆきました。頭にターバン、腰にバスタオルを巻いて…。私は血が出ている指を見ながら、「あぁ、左指でよかった…。」とほっとしたのでした☆

そして、ベッドにもぐり込んで、明日はバクタプルのゲストハウスに戻るんだ。インディラたちにララ湖の話をしよう。写真を見たがるぞと想像しながら眠ったのでした。


ホテルクリシュナの写真がないので…なぜかというと立派な普通の(矛盾してるぞ)ちょっと豪華なシティホテルのようなホテルだったので…写真を撮り忘れていました。代わりにバクタプルのピーコックゲストハウスの写真を載せます☆えへ。


1Fのカフェ。ここで朝食もいただきます。


お気に入りの屋根裏部屋です。


屋上に出ることができます。


14世紀頃に建てられた美しい建築物をゲストハウスにしています。


ヤギが見てる…。


いつもやって来ます。


そしてこの美しい蓮の入った水瓶から…


水を飲みます。ごくごく。


雨期の終わりなので屋根にも植物がぐんぐん育っていました。


屋根の上には黒猫の親子が遊びに来ます♪

英語はまだまだだけれど、毎日こつこつ勉強中です!

つづく。

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