さかいみる のネパール滞在日記Vol.18*空白の日*

16日目の9月14日の朝、9時頃ゆっくり起き出して1階のカフェに降りてゆくとインディラが
「みる 、こんなに遅くまで眠ってどうしたの?マサラティー飲む?朝食は?」
と、びっくりした様子。ネパールの人たちはみんなすごく早起きなのです。5時頃にはもう起きてお茶の支度をしたりお散歩したりしています。
眠ることをこよなく愛する私は、夜は早寝で朝は遅起きなので、いかに私が早起きが苦手かということを口を酸っぱくしてみんなに言っているのですが、なかなか理解してもらえません。

そして、マサラティーを持ってきてもらった後から…夜までの記憶が全くないのです。どんなに思い出そうとしても全く思い出せず、ノートにも14日のことだけ何も書き留めていないし写真もないのです。不思議だ…。夜は友人たちとマフィンをむしゃむしゃ食べながら池の周りを散歩したということだけ覚えているのですが…。違う世界に行っていたのでしょうか…。(いや、単に忘れているだけ☆)

そして空白の14日が明けて15日、本当はナガルコットに2泊滞在する予定だったのですが、16日の午後1時からカトマンズで撮影があるため1日ずらして16日の撮影が終わった後でナガルコットに行くことにしました。

なので15日は次の日の用意をして、ナガルコットから帰ってきたらバタバタと翌日には帰国なので散らかり放題の部屋を少し片付けて荷物もまとめておくことにしました。友人が世界遺産にもなっているネパール最古のヒンドゥー寺院チャングナラヤンに連れて行ってくれると言ってくれたのですが、断ることにしました。

ネパールには世界遺産となっている寺院や史跡は7つあり、場所としても4箇所あります。2015年の地震で崩れた建築物はまだまだ復旧していなくて、驚いたことに竹棒で支えられているのです。世界遺産が竹棒に支えられている…。竹って強いんだなぁ…と感心せずにいられません。
街のあちこちの建物も竹で支えをしていて、さらにそこに洗濯物が干してあったり、お祭りの時はお店の人が売り物のお面なんかを飾るデイスプレイ棒になったりしています☆おおらかだ。
ネパールの人たちは大のお祭り好きで、なんと1ヶ月に1回はお祭りがあるのです。2回ある時もありますし、新年も西暦の新年とビクラム暦の新年が4月にあります。さらに部族の新年もあり、ネワール族の新年は明後日です。ちなみに今ネパールは2074年です。
もう何がなんやらわかりません。毎年、今、平成何年かも覚えられない私には覚えるのだけで大変です。

前回もチャングナラヤンに行けなかったのでちょっと行きたいなと思ったのですが、何せ何かと体力が必要なネパールなので体力を温存しておくことを選択しました。

明日の撮影に着物で来て欲しいとリクエストがあったのでハンガーに吊るしながら、少しとはいえネパールのテレビに出ることになるなんて思わなかったなぁ…。とぼんやり考えていました。そして、

「そうだ!挨拶をネパール語でしよう!」と、思いつき練習してみました。
「ナマステ!メロナームミルサカイホ マジャパンバタアエ マチットラカールフン」
なんか呪文みたいだ。意味は、
「こんにちは、はじめまして!さかいみる です。日本から来たアーティストです。」
そうだ、みんなに聞いてもらおうと、カフェに降りてゆき得意げに披露して喜んでもらいました♪

ネパール語…。文法は日本語とよく似ています。ただ、単語があまりにも聞いたことのない言葉なのでなかなか上達しません。「基礎ネパール語」という本だけ購入し、後はたまに友人たちが会話やチャットの中で教えてくれるのですが、英語でネパール語を教えてくれるという、私にはものすごくハードルが高い…☆のだけれど、いくつになっても勉強するというのは楽しいことでもありますし、知らないことを学ぶというのは自己を謙虚にしてくれることにも気づきました。

バクタブルの風景です。

ゲストハウスの前の広場でセレモニーがありました。女性たちが身につけているのはネワール族の衣装です。


水瓶持って ずん、ずん、ずん…。


ギッコギッコ。お水を汲んでいる横でヤギがごくごくお水飲んでます♪


のんびり糸車をまわしています。


こちらはろくろを回しています。

セルロティという米粉のドーナッツを外でモリモリ食べていると、ノラ牛くんが近づいてきました。つぶらな瞳でこっちをまっしぐらに見ながらその口元にはキラリとよだれが…。


あ、ドーナツ食べてる…。


ぼくにもひとくちちょうだいモ〜。

そのよだれはたら〜りと陽の光を浴びながら垂れ下がり…と、牛くんのよだれの描写を詳しくしなくてもいいのですが、とにかくとても可愛いくてセルロティをちぎって口元に持っていきました。すると嬉しそうに、はふっと私の指ごと口の中に…。
抜いた指は生温かいよだれでねっとり☆

それを見ていたチャンドラも自分のセルロティをちぎって牛くんの口元へ…。
牛くんがのんびり口を開けた瞬間に彼はパッと手を離し、セルロティはポトリと地面へ落下。
そして今まで見たことがないような真剣な眼差しで自分の手をおさえ(よだれには触れていない)一言。

「デンジャラス…。」

山の中を歩いていて豹の鳴き声がしたときも、湖でボート(いかだ?)に乗っていてそこから水がみるみる入ってきたときも、全く動じずご機嫌だったのに、なんで今ここで「デンジャラス…。」なんだ…。と、心の中でツッコミながら残りのセルロティを牛くんとはんぶんこしました♪

この後私の手は牛くんのよだれでベトベトに…。

さあ、明日は初めてのネパールテレビだ!

つづく。

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